あぜっ地理(日本の貿易)

 

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1 日本の貿易の推移  Excelファイル

財務省貿易統計 年別輸出入総額(確定値)」(財務省貿易統計)より作成

      ①第1次石油危機(1973年)

      ②第1次石油危機(1979年)→高度経済成長の終わり

      ③プラザ合意(1985年)→円高

      ④アジア通貨危機(1997年)→アジア各国に金融危機・経済危機

      ⑤リーマンショック(2008年)→世界規模の金融危機

      ※日本は1981年から2010年まで連続貿易黒字→貿易摩擦(対アメリカ、ヨーロッパ)

      ⑥2011年 東日本大震災と原発事故、欧州債務危機、急激な円高、タイの洪水

        →2011年から2015年まで5年連続貿易赤字 2018年、2019年も貿易赤字

      ⑦2020年 3年ぶりの貿易黒字も、コロナ禍で輸出入とも前年比10%超の減

      ⑧2022年 輸出、輸入とも大幅に増加するが、20兆3295億円の赤字となる

            →ロシアによるウクライナ侵攻、円安→資源価格の高騰

2 主要輸出入品の変化  Excelファイル

(1)日本の主要輸出品の変化

  1960年…繊維品が30%を占める。

  2022年…機械類、自動車、自動車部品で約50%を占める。

  ※機械類…一般機械(コンピュータ、内燃機関など)と電気機械(半導体、電子部品、電子回路など)

(2)日本の主要輸入品の変化

  1960年…繊維原料など工業原料やエネルギー資源が中心。

  2022年…国際分業体制の構築により、機械類、精密機器が4分の1を占めている。

      原油、液化ガス(天然ガス、石油ガス)、石炭など鉱物性燃料も4分の1を占めている。

3 貿易相手国の変化

(1)日本の貿易の大陸別割合の変化  Excelファイル

   1990年代以降…日本の製造業は、円高を背景に中国やタイなどのアジアを中心に海外に移転し、分業体制を構築した。年々、対アジア貿易は拡大した。

   日本⇒アジア 現地生産に必要な部品、資本財を輸出

   アジア⇒日本 現地で生産された製品を輸入

(2)日中・日米貿易の変化  Excelファイル

    2007年に、日中貿易総額が日米貿易総額を上回る。

輸出入額の推移(地域(国)別・主要商品別)」(財務省貿易統計)より作成

4 日本貿易の現状

(1)貿易相手国(2019年)  Excelファイル  Excelファイル(mandara10用)

普通貿易統計・国別総額表」(財務省貿易統計)より作成

(2)日本の輸入相手国と輸入品目  Excelファイル

  ※輸入相手国の輸入品目の特徴を覚えましょう。

    航空機類→フランス(アメリカからの輸入品目から航空機類が消えました)

    アルミニウム→電気代が安い産油国

    中国、インドネシア、ベトナムの衣類、はきもの→低価格の製品

    イタリア、フランスの衣類、バッグ類→高級品

    木材、なたね→カナダ

    果実→フィリピン(バナナ)

    肉類→オーストラリア(牛肉)、タイ(鶏肉)、カナダ(豚肉)

 

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