あぜっ地理(各種工業) |
1 繊維工業 2 金属工業 3 機械工業 4 先端技術産業 目次へ 1 繊維工業 紡績業、織物業、縫製業(アパレル業)・・・労働集約型工業 →労働費の安いところに生産拠点を移す →1980年代以降、先進国から発展途上国へ →アジアNIEs→中国→ベトナム→インドネシア (ア)綿工業 技術が単純、労働集約度が高い(安価で多量の労働力が必要) →工業化は、綿工業から始まることが多い かつて・・・イギリス、日本 近年・・・中国、インド、パキスタン、インドネシア →安価な労働力、綿花の生産が盛んな発展途上国 ①綿糸の生産 2014年(『データブック オブ・ザ・ワールド2019』) 中国 3,645万t(72.3%) インド 385万t(7.6%) パキスタン 316万t(6.3%) トルコ 168万t(3.3%) ブラジル 99万t(2.0%) 1975年(『地理統計1987年版』) 中国 211万t(20.6%) ソ連 157万t(15.4%) アメリカ 110万t(10.8%) インド 103万t(10.1%) 日本 46万tn(4.5%) ②綿織物の生産 2014年(『データブック オブ・ザ・ワールド2019』) 中国 560万t(32.5%) インド 506万t(29.3%) パキスタン327万t(18.9%) インドネシア 78万t(4.5%) ブラジル 64万t(3.7%) 1983年(『地理統計1987年版』) 中国 180億㎡(28.7%) インド 103億㎡(16.5%) ソ連 80億㎡(12.8%) アメリカ 35億㎡(5.6%) 日本 21億㎡(3.3%) (イ)羊毛工業 羊毛は、綿織物が普及するまでヨーロッパの基本的な衣類。 中世・・・イギリス、スペイン産の羊毛を原料にして北イタリアとフランドル地方が二大産地 14世紀後半~ イギリスは羊毛生産から毛織物生産に転換 →マニュファクチュア(工場制手工業) 第1次囲い込み運動(エンクロージャ) 19世紀~ イギリスは植民地のオーストラリアから羊毛を大量に輸入 ①羊毛の生産(2018年)『世界国勢図会2020/21』 中国 25.0万t(21.1%) オーストラリア 23.2万t(19.5%) ニュージーランド7.7万t(6.5%) イギリス4.2万t(3.6%) ②毛糸・毛織物の生産 毛糸・毛織物の生産の統計は、同じ年度のものがない状態 『世界の統計』(総務省統計局ホームページ)・・・該当年度の生産量がわかる国のみ掲載 『世界国勢図会』・・・毛糸・毛織物の生産の掲載なし 『データブック オブ・ザ・ワールド』・・・異なる年度の生産量の多い国を掲載 毛糸の生産が多い国・・・中国 トルコ イタリア インド 毛織物の生産が多い国・・・中国 トルコ イラン 日本 (ウ)化学繊維工業 石油が原料→ナイロン、ポリエステル、アクリル 多くの資本と高度な技術が必要 1980年代まで→先進工業国 近年→新興国、発展途上国 ①化学繊維の生産 『世界国勢図会』『データブック オブ・ザ・ワールド』より
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