あぜっ地理(アメリカ、カナダの農業)

 

1.アメリカの農業地域  2.アメリカの農業の特色  3.カナダの農業地域  目次へ

1.アメリカの農業地域

  X…年降水量1000mm  Y…年降水量500mm  Z…西経100度

  X=Z 以東:畑作地帯 以西:牧畜地帯

 (ア)小麦地帯…カナダ南部からアメリカ内陸部(グレートプレーンズ、プレーリー)

   北部…春小麦地帯  南部…冬小麦地帯

    ①春小麦…春に種をまいて秋に収穫する小麦

    ②冬小麦…秋に種をまいて翌年の春から初夏に収穫する小麦

    ③大農法…広い土地で飛行機や大型の機械(大型トラクター、コンバイン)を使って作業する農法

    ④乾燥農法…雨の少ない乾燥地で、灌漑をしないで作物を栽培する方法

 (イ)酪農地帯…ニューイングランド地方から五大湖周辺

   酪農の発達理由

    ①夏の冷涼な気候(冷帯)

    ②氷河の堆積物に覆われたやせ地(モレーン)

    ③大都市(大消費地)に近い

 (ウ)とうもろこし地帯→コーンベルトCorn Belt

   イリノイ、アイオワ州を中心に東西1400km、南北200~500kmの地域

   米国中西部(the Mid-West)

    イリノイ、アイオワ、インディアナ、オハイオ、ミズリーの諸州(米国農務省資料の区分)

    広くはレーク周辺のミシガン、ミネソタ、ウィスコンの3州を加えてよぶこともある。

   →商業的混合農業

    とうもろこしを中心に、燕麦、牧草、大豆などと輪作

    豚、肉牛、養鶏などの飼育

  

  

  

  

  

 (エ)綿花地帯→コットンベルト

   アメリカ南部のノースカロライナ州(東海岸)~テキサス州

   生産の中心は、テキサス州、カリフォルニア州、ミシシッピ州、ルイジアナ州、アーカンソー州

  

  

 (オ)園芸農業地域…東部大西洋岸→メガロポリス(巨大消費地と結びつく)

 (カ)企業的牧畜地域…西経100度より西→グレートプレーンズ

   フィードロット(集中肥育場)

    …栄養価の高い濃厚飼料を子牛に与え、2~3年かかるところを1年半で成長させる。

  

 (キ)地中海式農業地域…カリフォルニア州→セントラルバレー

   オレンジ、ブドウ、レモン、アンズ、グレープフルーツ

 (ク)亜熱帯作物地域…フロリダ半島

2.アメリカの農業の特色

 (ア)世界有数の農業生産国

   ①生産1位(2016年)…とうもろこし、もろこし、大豆、牛肉、チーズ、牛乳

   ②生産2位(2016年)…グレープフルーツ、りんご、ホップ、豚肉、鶏卵、バター

   ③生産3位(2016年)…トマト、綿花、ぶどう、てんさい

 (イ)世界最大の農産物輸出国→世界の市場を販売地域→農産物輸出入の自由化要求

   ①輸出1位(2016年)…とうもろこし、大豆、綿花、肉類

   ②輸出2位(2016年)…小麦、ぶどう

 (ウ)企業的農業の発展…ヨーロッパの商業的農業の伝播

 (エ)高い労働生産性→広大な土地→大型機械の導入、大規模農業

 (オ)適地適作主義…気候や土壌に適した単一耕作→農業地域がハッキリ分かれる

 (カ)等高線耕作 Contour Farming

     …等高線にそって帯状に作付する耕作方法。降雨による土壌浸食や肥料の流出をふせぐ。

    ミネソタ州の等高線耕作

    「黄土地の等高線耕作」(今月の地理写真・国士舘大学)

 (キ)センターピボット(Center pivot irrigation)

   アメリカ合衆国のグレートプレーンズではじまった円形にスプリンクラーが回転する灌漑方法。

    「センターピボット」(六郷茶農協ブログ

3.カナダの農業地域→耕地は南部に集中

 (ア)冬小麦地域…内陸南部3州(アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州)

    →ガーネット種(耐寒品種)…最上のパン用小麦

    →小麦の生産5位(2016年)、輸出3位(2016年)

 (イ)酪農地域…セントローレンス川→大都市(大消費地)に近い

 (ウ)企業的牧畜…太平洋側南部地域

 ※統計データは、『世界国勢図会2018/19』『データブック オブ・ザ・ワールド2019』を参考

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