あぜっ地理(地球儀とさまざまな地図~①球体としての地球~) | |||||
球体としての地球 角度の正しい地図 距離と方位の正しい地図 面積の正しい地図
1 球体としての地図 (1)球体としての地球上の位置→緯度と経度で表す 本初子午線・・・経度0度(イギリス・グリニッジ) 1984年万国子午線会議 ※メルカトルは、大西洋のアゾレス諸島を通過する経線を本初子午線とした。 ※フランスでは、国内で発行される地図は、パリを通る経線を本初子午線として作成している。 →国際標準としてはグリニッジ案を認めている。 「パリ子午線上にはアラゴのメダルが敷きこまれています! 」(4travel.jp) (2)地球儀上の方位 私たちが見慣れているメルカトル図法の世界地図は、方位が正しくない地図なので、方位を間違えないようにしよう。 →詳しくはこちら 地球の正反対にある地点…対蹠点 大阪(東経135度30分 北緯34度32分)の対蹠点 →西経44度30分(西経180度-135度30分) 南緯34度32分
2 時差とサマータイム (1)時差 地球は24時間で1回転→経度差15度で1時間の時差 日付変更線…経度180度付近 西から東へ超える→1日遅らせる 東から西へ超える→1日進める 時差の計算→こちら (2)標準時 本初子午線(経度0度)を標準時子午線とする時刻…グリニッジ標準時(GMT) 協定世界時(UTC : Coordinated Universal Time)…原子時計を用いて決められている世界標準時 →各国の標準時の基準時 →グリニッジ標準時(GMT) はその世界標準時としての役割を すでに UTC によってとって代わられている 日本と協定世界時、グリニッジ標準時の時差を「UTC+9」「GMT+9」と表す。 日本の標準時子午線…東経135度 標準時が複数設定されている国…東西に長い国 →ロシア(9) アメリカ(6) オーストラリア(3)など ※中国は北京を基準にした標準時1つのみ (3)サマータイム サマータイム…中緯度から高緯度地方→夏、昼間の時間が長い →標準時を1時間進める(時間の有効利用) 現在65カ国が実施(2014年) 【参考】「Time Zone Map」 http://www.timeanddate.com/time/map/ 「世界の国のサマータイムの導入状況について」(Time-j.net 世界時計 - 世界の時間と時差) 3 球面から平面へ
地図は球面を平面にうつしたもの →面積・距離・方位・形などの要素を一度に広範囲に正しく平面上にあらわすのは不可能 ⇒目的に応じた図法を選ぶことが必要 4 地図の種類とさまざまな図法…「地図のひずみ」(要素における地図投影法の分類) (1)「投影面の形状」→方位図法、円筒図法、円錐図法、多円錐図法 (2)「光源の位置」→投射図法(心射、平射、正射、内射、外射)、非投射図法、擬図法 (3)「投影面と地軸」→正軸、横軸、斜軸 (4)「正性質」…正しく表現できる性質→正距図法、正積図法、正角図法 ※詳しい地図投影法については、佐藤 善幸さんの「世界地図を作ろう」を参照してください。
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