地理Bの部屋(地球儀と世界地図)                                           No.1-1-1

 

球体としての地球   角度の正しい地図   距離と方位の正しい地図   面積の正しい地図   <目次> 

 

詳しい地図投影法については、佐藤 善幸さんの「世界地図を作ろう」を参照してください。

1 正距方位図法

図1 大阪を中心とした正距方位図法

図2 メッカを中心とした正距方位図法

 (1)正距方位図法の特徴

・地図の中心からの距離と方位が正しい→任意の2点間の距離と方位が正しいのではない

・地図の中心からの大圏航路(最短コース)が直線になる

・世界地図を描くと半径が2万km(直径が4万km)になる ・地図の中心の対蹠点は円周になる

 (2)図1・図2から分かること

・地図は北が上とは限りません。地図の中心から北極を通る方向が「北」、南極を通る方向が「南」です。

・図1から、同じ南米であっても、大阪からリオデジャネイロへは「北」に向かって、ブエノスアイレスにへは「東」に向かって行くのが最短となることが分かる。

・図1では大阪からメッカの方向は「西北西」であるが、図2ではメッカから大阪の方向は「北東」よりすこし東よりにあることが分かる。

 ※「東南東」(「西北西」の逆)ではないことに注意

 

2 間違った地図の使用例

 正距方位図法でない地図に等距圏を描いた地図が、新聞や資料集で見かけることがあります。

 その好例が、次の「九州・沖縄サミット」のホームページ(外務省)に使用された地図です。

 正距方位図法で作成した地図と比較すると、間違いが良く分かります。

 (1)正距方位図法は、緯度・経度が直線にならない。

 (2)正距方位図法は、緯度・経度が平行にならない。

 (3)那覇から北京、仙台の距離は2,000km未満であるが、外務省の地図では2,000km以上になっている。

九州・沖縄サミットのホームページの地図(外務省)

 

正距方位図法(那覇中心)で作成

 

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